発熱の原因が中耳炎のことはよくあります。そのため乳幼児の発熱の際は耳をみることが基本です。画像で中耳炎の状態を確認し御見せできます。

発熱を伴う肺炎は全体の１割程度です。せきがつづく場合はレントゲン検査が必要です。
特に喘息の診断には欠かせません。喘息は除外診断であり、レントゲンにで肺炎や細気管支炎などを否定しないで診断を行ってはいけません。

院内の血液検査結果をその場でお話します。検査項目として赤血球数（RBC）・白血球数（WBC）・血色素量（Hb）・ヘマトクリット値（Ht）・平均赤血球容積（MCV）・平均赤血球血色素量（MCH）・血小板数(Plt)・CRPがあります。
これらより、発熱の原因が　肺炎／尿路感染症／扁桃炎などの細菌感染が原因なのか、お風邪の熱でようすみてよいのかのかわかります。貧血／出血傾向／川崎病などの診断にも有効です。

生化学21項目、電解質3項目（ALB・ALP・ALT(GPT)・AMY・AST(GOT)・Ca・CK・CRE・FRA・ GGT・GLU・HDL・IP・LD・Mg・T-BIL・TC・TG・TP・UA・UN・ Na・K・Cl）が院内検査可能です。結果を１５分 程度でお話します。
血糖値／肝機能／腎機能／ナトリウムやカルシュウムの塩分バランスなどの異常がないかわかります。
特に、嘔吐下痢症による脱水や体調不良には不可欠の検査です。

髪の毛に付着したアタマジラミの卵または頭皮にいるシラミを顕微鏡で確認することで診断がつきます。

スポットビジョンスクリーナーは6ヶ月以降の乳幼児から検査可能です。屈折異常（近視、遠視、乱視）斜視を迅速に検査出来ます。 生まれたばかりの赤ちゃんはまだ、明るさがわかる程度といわれています。いろいろなものを見ることで視力は発達し6歳くらいで1.0に達するとされています。 もし視力の発達の途中でものをくっきりみることが出来ない状態が続くと、弱視 (眼鏡をかけても視力がでない) となってしまいます。 この視力発達時期に早期発見し治療することが重要です。 いつでも検査しておりますのでご希望の方はお申し出ください。

多くの感染症の迅速検査を実施しています。１０分程度で診断がつくます。
溶連菌、インフルエンザ、マイコプラスマ、アデノウィルスの感染の同定により診断が確定します。有効な治療を開始し、以後の経過をお話しできます。
ＲＳウイルス、ヒトメタニューモウイルス感染症は高熱がつづきとゼーゼーすることの多いかぜです。 ３カ月未満の赤ちゃんでは熱がなくても重篤化ことも多く入院が必要です。そのため、当院では乳児で咳が強ければ必ず検査しています。
感染後、数カ月はゼーゼーしやすくなります。 経過をみるうえでも重要な検査です。

食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息なとの診断と治療には欠かせない検査です。
診療時間内いつでも採血しています。食物アレルギー、アレルギー性鼻炎は最近の免疫療法の進歩により、多くの方が軽快するようになりました。数年前とは全く違います。
その1歩がアレルギー検査です。お気軽に来院ください。